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官房副長官とは?|地元衆院議員・木原誠二の職務を解説

令和3年10月4日、岸田内閣が発足し、地元東京20区の自由民主党衆議院議員・木原誠二が内閣官房副長官に就任いたしました。

官房副長官という役職をいただいたことは、非常に素晴らしい栄誉ある事です。
見方によっては大臣よりやり甲斐があるかもしれません。

ですが、目立ちません。
支援者の方からも官房副長官って何?という質問をいただきます。

そこで内閣官房副長官の仕事のご紹介記事を作成してまいります。
今回は第1弾です!


官房副長官は、内閣を支える『縁の下の力持ち』

マスコミ報道では省略されることが多いですが、よく見る内閣の写真では大臣たちの後ろに官房副長官が写っています。制度上は副大臣と同じ職位ですが、官房副長官と法制長官は大臣に近い扱いとなっています。

岸田内閣の写真と木原誠二官房副長官

首相官邸の岸田内閣の人事のページでも「閣僚名簿」として首相・大臣などの閣僚ページの一番最後に並んで掲載されています。

集合写真で言いますと、副大臣の集合写真と政務官の集合写真にも、「首相」「内閣官房長官」「内閣官房副長官」は一緒に写っています。取りまとめ、運営事務局、番頭的な位置づけを表していますね。

副大臣の集合写真
政務官の集合写真

(写真は首相官邸WEBサイトより)

ちなみに木原誠二は、この写真、かなり疲れています。
岸田首相の総裁選の本部運営からずっと駆け回っており、ろくに休めていません。晴れの写真で少々残念かと思いますが、それだけのやりがいある立場ですので、ビジュアルが乱れるのはしょうがないところ。

官房副長官は、”重鎮”への試金石・登竜門

ウィキペディア(Wikipedia)『歴代の内閣副官房長官』のページ

過去の官房副長官経験者は、その後、大臣になるのはもちろん、首相や、派閥領袖として重鎮となる方が非常に多いです。

【歴代官房副長官】

(以下、衆参2名体制・衆院担当の副長官のみ掲載)

三木内閣 : 海部俊樹、鯨岡兵輔
福田内閣 : 塩川正十郎、森喜朗
大平内閣 : 加藤紘一
鈴木内閣 : 瓦力、池田行彦
中曽根内閣: 藤波孝生、水平豊彦、山崎拓、唐沢俊二郎、渡辺秀央
竹下内閣 : 小沢一郎
宇野内閣 : 牧野隆守
海部内閣 : 志賀節、藤本孝雄、大島理森
宮澤内閣 : 近藤元次
細川内閣 : 鳩山由紀夫
羽田内閣 : 北村直人
村山内閣 : 園田博之
橋本内閣 : 渡辺嘉蔵、藁科満治、与謝野馨、額賀福志郎

小渕内閣 : 鈴木宗男
森内閣  : 額賀福志郎
小泉内閣 : 安倍晋三、細田博之、杉浦正建、長勢甚遠
安倍内閣 : 下村博文
福田康内閣: 大野松茂、塩谷立
麻生内閣 : 松本純

安倍内閣 : 加藤勝信、萩生田光一、西村康稔、西村明宏
菅内閣  : 坂井学
岸田内閣 : 木原誠二

首相のそばで政策や広報を幅広く対応するポジションですので、そもそも力がないと配置されず、またうまく勤め上げると実力充分という扱いになるのだと思います。役職自体が目立たないので、実務派のタイプが多い印象です。

官房副長官は、首相官邸で”官僚のトップ”と仕事をしている

官房副長官の執務室は『首相官邸』の5階にあり、首相・官房長官のすぐそばで働いています。

首相官邸の紹介はこちらのページもご覧ください

総理大臣・官房長官の直轄の組織として、内閣官房という機関があります。
内閣の広報・発信を管理するほか、各省庁を横断しての管理が必要なもの(国家安全保障、公務員人事)や、首相直轄の政策テーマが所管となります。会社で言えば、経営企画・秘書広報でしょうか。


内閣官房を支える官僚などの組織もトップ中のトップが揃っています。

事務担当の内閣官房副長官は、”官僚機構のトップ”と言われ、各省庁のトップである事務次官の経験者から選ばれます。政務担当の木原誠二官房副長官は、官僚のトップと机を並べて仕事をすることになります。

【内閣官房に属するスタッフ】

役職名前経歴など
内閣総理大臣岸田文雄衆議院議員
内閣官房長官松野博一衆議院議員
内閣官房副長官(政務)木原誠二衆議院議員
 同磯﨑仁彦参議院議員
内閣官房副長官(事務)栗生俊一元 警察庁長官
内閣危機管理監沖田芳樹元 警視総監
内閣情報通信政策監三輪昭尚元 株式会社大林組取締役
国家安全保障局長秋葉剛男元 外務省事務次官
内閣官房副長官補藤井健志元 国税庁長官
 同滝崎成樹元 外務省 アジア大洋州局長、米国公使
 同髙橋憲一元 防衛省事務次官
内閣広報官四方 敬之元 外務省 経済局長、中国公使、米国公使
内閣情報官瀧澤裕昭元 警察庁 警備局外事情報部長

官房副長官は、海外にも随行する『首相の右腕』

下の写真は、小泉元首相の北朝鮮訪問の写真です。中央奥に若き日の安部元首相が写っています。

この時、安部元首相は小泉内閣の官房副長官でした。近年で一番有名な、首相と官房副長官の組み合わせはこのお二人かと思います。

(写真はデイリー新潮のサイトより)

官房副長官はこのように首相の外交にも随行します。

首相の女房役である官房長官は、首相が国外にいる際は、危機管理のために国内にいるよう手配されます。その代わりに官房副長官が随行することになります。政務の官房副長官は、首相と気心の知れた人が就任する場合が多くなります。

首相が世界で見る景色をその真横で目撃することになります。

官房副長官は、副大臣会議の議長を務める

官房副長官は副大臣会議の議長を務めます。副大臣会議は日々の調整で定例で開かれるもの、重要なテーマなどで随時開かれるものなどあります。

岸田政権の副大臣のリストはコチラ

首相官邸サイトによると副大臣会議の目的は「各副大臣の職務を円滑に遂行するために相互に連絡調整を図る」「内閣府及び各省の政策等に関し相互の調整に資する」となっています。

副大臣会議は、中堅・若手の国会議員が集う場ですので、その議長役としてコミュニケーションしていくことは、政治家としての将来につながる経験となります。

また、近年、官僚機構の縦割りの弊害が出やすい政策テーマが増え、内閣機能の強化、省庁横断的な指揮調整がトレンドとなっています。官房副長官は内閣機能の強化を担う一翼となります。

官房副長官は、記者会見で記者の前面に立つ

総理大臣記者会見の際に、横に控えて記者の前に立つのが、官房長官と官房副長官です。時に首相の受け答えの補助などをします。官房長官は、内閣の広報・発信を担う職務がありますので、副長官もこの部分の仕事は担います。

上の写真は岸田首相の解散時の記者会見ですが、右奥で起立し控えているメンバーの前列左から2番目が木原誠二です。


また、官房長官会見は平日の午前・午後の2回、記者会見を開いています。官房長官が不在の場合などは、副長官が記者対応を代理します。木原誠二官房副長官も、すでに何度か記者会見対応をしております。

官房長官記者会見は首相官邸のサイトで動画でご覧いただけます。

令和3年10月12日(火)午前の官房長官記者会見の質問内容は以下のような感じでした。

2019年台風19号豪雨災害から2年、その教訓は?
資源価格の高騰化にへの政府の考えは?
介護士など賃上げのための財源は?
コロナの飲み薬の国内承認などの検討状況は?
経済対策の現金給付の検討状況は?
総理が言及した”コロナ対策の全体像”とは?
総理がバイデン米大統領との会談希望に言及したが、会談での主題はどうなるか?
四半期が開示の見直しの狙いは?
財務事務次官の文春記事への所感は?
「新しい資本主義実現会議」の進捗は?

新聞・テレビの記者の方が、聞きたいことをガンガン聞いていますね。非常に幅広い内容です。

記者会見で話した内容は、以下のように、記事にもなりますので大変ですね。

今後も随時、記事を更新してまいります。


第49回(令和3年)衆議院議員選挙が開催されます。
自由民主党衆議院議員・木原誠二の応援をどうぞよろしくお願いします。

自由民主党衆議院議員 木原誠二の公式サイトもご覧ください。


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